ぽぶお、ママチャリで大阪へ行く〜第3話:起死回生の3日目!パラリラパラリラちりんちりん編〜

ぽぶお日記
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どーもこんにちは。
痛いのも怖いのも苦手。

ゆとり世代のど真ん中を謳歌してきました
ぽぶおです。

今回は「ママチャリで大阪へ行く」第3話です。

初日、軽い気持ちでママチャリ旅をスタートしたぽぶお。
2日目に魔鏡・静岡の洗礼を受ける。

右膝を負傷し、
わずかなプライドさえもズタボロにされ、
真剣にリタイアを考えながら眠りについた

果たして本当に大阪までたどり着けるのか?


ぽぶおの運命を大きく左右する3日目が幕を開ける。

前の話をまだ読んでいない方は
先にこちらを。
第1話:静岡突入編
第2話:魔境!静岡と右膝の等価交換編


ぽぶおのブログを始めて読むよって方はこちらを
バイト先に取り残される

この記事で学べること
◯鈴鹿市はうるさい。

やっぱり、もう帰りたい

朝5時。

薄暗いネットカフェの小さなブースで
ぽぶをはおもむろに目を覚ました。


初日に続き、2日目は愛知県・豊橋の「快◯クラブ」さんにお世話になっている。

昨日もしっかりストレッチ・アイシング・交替シャワーなど、

できうる限りのケアを行ってから眠りについた。

注)場所はネットカフェである。



膝は…

膝の調子は

どうなのか……



起き上がる前に恐る恐る
右膝を曲げ伸ばししてみる。


体重がかかっていない分

昨日よりも
マシな気がする。


あとは立ち上がって
体重をかけた時に

痛いかどうかだ




よし。




意を決し、

一度うつ伏せになってから
起きあがろうと手をついた

その瞬間





あふんっっっ





朝5時
薄暗く静まり返った店内に
ぽぶおのすっとんきょうな奇声が響いた。



手首だ



両の手首がやられている



きっとママチャリで立ち漕ぎを封印され
少しでも前に進もうと上半身を使いすぎたのだ…


起きあがろうと体重をかけた瞬間に
手首の痛みで思わず声が出てしまった。


しかもすっとんきょうな。



帰りたい。


やっぱりもう帰りたい。


なんでこんなにも
恥ずかしい思いをしなければならないのか。


ただママチャリで大阪にいきたいだけなのに。


世の不条理に思いを馳せながら
ぽぶおとばらおの3日目の戦いが始まった。

起死回生!痛くない角度

ばらおとも相談したが
ひとまず目指すは
「名古屋駅」だ。

名古屋であれば人も交通量も多い

知り合いも何人かいるし
次の選択肢が広がるだろう。


豊橋をスタートしてすぐ

愛知の安城に入ったあたりは
比較的アップダウンも少なく
膝の状態も落ち着いていた。


ここでぽぶおは
ある検証を始めた


どうにかして痛みを感じずに漕げないか?


ここはスポーツトレーナー魂である。

右膝は「常に痛い」というわけではない。


立ち漕ぎで
右膝が曲がった状態から
体重をかけて膝を伸ばそうとする時

この時が一番痛い。

ぽぶおが注目したのは
膝の角度である。



立ち漕ぎは膝を伸ばす時に痛い
座り漕ぎは膝を伸ばしても比較的痛くない。


違いはなんだ?


膝の角度だ!


感覚値だが、
膝をピンと伸ばした状態を0度とすると

0度〜30度→めっちゃ痛い
30度〜45度→ちょっと痛い
45度〜→痛くない


ということがわかった。

なるほど!


少しずつわかってきた。
だから座り漕ぎはまだマシだったのか。


しかし、

座り漕ぎでも痛みがあるのは事実である。

あと速度も出ない。


座り漕ぎしつつも
膝が伸びすぎず
しかし速度もちゃんと出る

そんな漕ぎ方はできないだろうか?


試行錯誤を繰り返すぽぶお


ばらおも
のび太くんを見守るドラえもんのような眼差しでぽぶおを見つめている。


がんばれ

がんばれぽぶお


そして


ついに



見つけたっ!


膝が痛くならず
かつ速度も出せるポジションを見つけた!


ポイントはペダルの踏み方だった


いつもは足の真ん中
土踏まずのあたりでペダルを踏んでいた


しかし、

これを少し浅めに
足の前足部あたりでペダルを踏むと

膝が伸びすぎない!
力も込めやすい!


大発見だ!!


真冬のガリガリ君並に冷え切っていたぽぶおのテンションが一気に爆上がりする。



痛くない!
痛くないよ

ばらお!!



クララが立ったレベルで興奮しながら振り返ると

後輩のばらおは優しく微笑んでくれた。

目的地は三重県・亀山

もう右膝が痛くない!!

今朝の手首も痛くない!!


あれは寝起きだったからなのか?
理由なんかどうでもいい!!

とにかくどこも痛くないのだ!!


世界がぽぶおに
味方している


出発前とは打って変わって
元気を取り戻したぽぶお



もう「名古屋駅まで」
なんて言わずに

一気に行けるところまで
いってやろう!


当初の旅程は狂ってしまったが
翌日には新大阪に着きたい


なんとか今日中に
残り100キロくらいまでは進みたいところだ。


ちょうどいいところに
「快◯クラブ」は

ないだろうか?


(いつの間にか、東海道の快◯クラブをめぐる旅になっていることに、ぽぶおとばらおは気づいていない。)

見つけた!

三重県亀山市の快◯クラブ

ここなら翌日に新大阪まで辿り着ける距離だ。


よし。今日の目的地が決まった。


目指すは亀山!!

いくぞっ!ばらおっ!!

もう、怖いものなんて何もない

そこから三重県に入るまでは
驚くほどにあっという間だった。



え?
愛知県あった??


というくらい
なんの問題もなく
愛知県は颯爽と通り過ぎていった。



いや、違う。



愛知県があっという間だったのではない。



静岡が長すぎたのだ。


静岡の圧倒的な横幅が
ぽぶおとばらおの距離感覚を
麻痺させていたのだ。



しかし!




今となっては静岡など過去の話



だってもう乗り越えたんだもの!!



静岡に奪われた右膝も真理の扉から取り返した。


もう怖いものなんて何もないっ!!


あとは進むだけなのだっ!!


絶望的な苦難を乗り越えたぽぶおは
完全にハイになっていた。



ランナーズハイ



もとい



ママチャリズハイ



である。



下り坂なんてあろうものなら



うら~ら~ら~ら~~~



と、「いきなり黄◯伝説」の濱口よろしく奇声を発しながら駆け抜けた。

後輩のばらおも優しく微笑みながら後ろにいる。

(さっきから例えが古い。年齢バレる。いや、隠してないや。)


このまま一気に突っ走ってやるゼッッッ!!


ぽぶおの快進撃は続く。

忍び寄る爆音

三重県に入ってからも快調に進み
ぽぶおとばらおは鈴鹿市に足を踏み入れた。


「鈴鹿」と聞いて皆さんは何を思い浮かべるだろう?


道路はしっかりと舗装され
片側2車線の広い国道

周りにはお店や民家もほとんどなく
信号の間隔も広い

これまでよりもバイクの割合が多いような気がする。


そうか、鈴鹿って
鈴鹿サーキットあるもんな。


バイクが好きな人たちからしたら
結構神聖なスポットなのかもしれないな。


いや、サーキットは車か?
どっちでもいいか。

そんなことを考えながら
元気よくペダルを漕ぐぽぶお



ブォンブォン
ブーン



きっと改造されているのだろう

結構な音を立てながら
いろんなバイクたちが

ぽぶおとばらおの横を
びゅんびゅん通り過ぎていく。


鈴鹿市は比較的上り坂が多いように感じた


降りて押すほどではないが
しっかり上り坂だと認識できるほどの
緩やかな上り坂が続いている。


立ち漕ぎができない分
速度はゆっくりと
しかし着実に進んでいくぽぶおとばらお



鈴鹿に入って1時間ほどだろうか


何もない道沿いに
コンビニの看板が見えた



小休止の場所として重宝されているのだろう
手前には併設されたガソリンスタンドの看板も見える。


あそこで少し休憩しようか


緩やかな上り坂に
かなり体力を持っていかれた2人は

コンビニを目指し
もう一度ペダルに力をこめる。


ブォンブォン
パッパー
ブーン



周囲では引き続き
元気のいい音が鳴り響いている。


コンビニが近づくにつれ
なんだか音が大きくなっているような気がする。


しかし、ヘトヘトな2人は
あまり深く考えず
コンビニへ向けてペダルを漕ぎ続ける




ブォンブォン
パッパー
パラリラパラリラ





コンビニまで
もうあと500メートルに近づいた時

やっと2人は異変に気づいた。




うるさくない??



さっきまでは

うるさいな

と思ってもすぐに遠くへすぎていった。



しかし、今回は違う。



圧倒的な音量を発する何かに確実に近づいている実感がある。



いったいなんなのだ。


こちとらさすがのママチャリズハイといえど
1時間以上のアップダウンでヘトヘトなのだ。


とにかく一旦休みたい。


近づいてくる爆音は気になるが
とにかくコンビニへたどりつかなければ。

前言を撤回します。

コンビニまであと100メートル



ブォンブォン
パッパー
パラリラパラリラ




野外ライブのスピーカーを目の前で鳴らされるくらいの音量になってきた。


どうやら発生源はコンビニ手前のガソリンスタンドのようだ。

改造バイクのエンジン音であることもわかってきた。



手前に建物があり、ぽぶおたちからは発生源の様子はまだ見えない。



きっとどこぞのバイク乗りグループが
各々の改造を見せびらかして遊んでいるのだろう



まったく、迷惑な話である。

そういうのはよそでやってほしいものだ。



ブォンブォン
パッパー
パラリラパラリラ




あーもー、うるせーなー
どこのどいつだよ!
一喝入れてやろーか!!



やれやれ

という気持ちで、
手前の建物を超えた瞬間


ぽぶおは言葉を失った。



田舎特有のだだっ広いガソリンスタンドには





100人以上の

カラフルな特攻服に身を包んだ

おにーさんおねーさん達が


ご自慢のバイクから


元気よく爆音を鳴らしていた。






圧倒的なスケールである。


田舎の広大なガソスタで
100台以上の改造バイクに
100人以上の特攻服。


赤・青・黄色・黒。
いろんな色があるが
もれなく全員特攻服だ。


ヘルメットも被らず
改造バイクにまたがっている。

中にはバットを担いで二人乗りしている
金髪のおにーさんもいたりした。




タイムスリップでもした??



そう錯覚するほどの光景だ。
まさに絵に描いたような暴走族グループである。

イマドキそんな方々いらっしゃいますのん??


衝撃を受けたのも束の間
ぽぶおは圧倒的な窮地に立たされる。




めっちゃ
見られてる



ブォンブォン
パッパー
パラリラパラリラ



元気よく改造バイクから爆音を鳴らす
特攻服のおにーさんおねーさんたちが


ママチャリでゆったり進むぽぶおに
熱い視線を送っている。



そりゃあそうだ。

ここは民家もお店もほとんどない。
田舎の国道のど真ん中。

バイク乗りたちの憩いの場である。


そんな中、

時速10キロちょっとで
ちりんちりん進むママチャリのぽぶおは
圧倒的な異物。

目立って当然である。

ぽぶお オン ステージ

である。


ここでみなさんに
1つ申し訳ないお願いがある。


前言を撤回させてほしい


さきほど
静岡と右膝の痛みを乗り越えたぽぶおに
怖いものなんて何もない!!


とお伝えしたが

早速撤回させていただきたい。


ママチャリズハイなさすがのぽぶおと言えども


100人以上の特攻服おにーさんたちから

熱烈な注目を浴びたら





はちゃ
めちゃに
怖い




やられる

一瞬でも目があったら確実にやられる。



ぽぶおは痛いほどに刺さる
大量の視線を感じながら
ひたすら遠くの一点に視線を定めた。



ヘトヘトの体に鞭を打ち

ちりんちりん

とゆっくり進み続ける。



ブォンブォン
パッパー
パラリラパラリラ




ちりんちりん

ブォンブォン
パッパー
パラリラパラリラ



ちりんちりん



おにーさんたちは
ママチャリのぽぶおをガン見しつつ
爆音を響かせる手も緩めない。




なんなの?
音出し続けないとしぬの??



マグロが泳ぎ続けないと呼吸できないみたいな。


そういうことなの??




思いっきりツッコミたい衝動と
まだ生きていたいという生存本能が
せめぎ合う。



ブォンブォン
パッパー
パラリラパラリラ



ちりんちりん


コンビニで一旦休憩しようと思っていたが
絶対にムリだ。


もしもぽぶおたちが入店した後に
おにーさんたちがご来店されたらどうする。


そうなれば、もう逃げ場はない。


ぽぶお、終了のお知らせである。


入店と同時に蛍の光が聞こえてきそうだ。



いやだ!
まだしにたくない!



ぽぶおはばらおに
休憩場所の変更を目で訴えた。


ばらおも身の危険を感じているらしく
素早くうなづいてくれた。


ブォンブォン
パッパー
パラリラパラリラ



ちりんちりん



ブォンブォン
パッパー
パラリラパラリラ



ちりんちりん


ブォンブォン
パッパー
パラリラパラリラ



ちりんちりん









なんとか、、
なんとか乗り越えた、、、




音が聞こえなくなるまで無心で進み、
何もない道端でやっと休憩をすることができた。


ほんとになんだったのだ
あのおにーさんたちは。


みなさんも鈴鹿を通る際には
くれぐれも耳栓の持参をおすすめしたい。

耳栓
グローバルロード

いざ、新大阪へ!

暴走族のおにーさんたちを越えてからは
穏やかに進むことができた。

そりゃあ
あの爆音ステージに比べれば
大抵のことは穏やかに感じられる。

この日の目的地・亀山の快◯クラブに無事到着し、ひと安心のぽぶおとばらお


途中にあった銭湯で相当に体力を回復することもできた。


新大阪まで
あと105キロ



もうちょっとだ

順調にいけば明日の明るいうちにつけるはず!


やってやんよ!
おれ

やってやんよ!!


静かな闘志を燃やしながら
快◯クラブのフラットシートで
目を閉じるぽぶお


さあ、この旅もいよいよ大詰め。
明日はどんな1日になるだろうか。


次回!
最終話。永遠の500メートル」に続く。

ぽぶお
ぽぶお

暴走族のグループはまじでやばいよ。
ほんとにやられるかと思った。
みなさんも鈴鹿にはご注意を。

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